「結婚する」というのは「家族になる」ということ。
昔と比べれば「結婚は家同士でするもの」という考え方は薄れてきてはいますが、それでも「家族」は、結婚する二人だけで出来るものではありません。
結婚することによって、家と家との結びつきが出来ますし、相手のご両親や兄弟、親戚などとも新しい家族としてのつながりが生まれます。
せっかくできるつながりなら、新たな家族とも良い関係を築いていきたいですよね。
そこで重要となってくるのが“両家顔合わせ”というイベント。
この記事では、「両家顔合わせって、具体的にはどんなことをすればいいの?」「準備はいつ、何からすれば良いの?」などの疑問にお答えしていきます!
「結納」の代わりの「顔あわせ」
「結納」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
結納とは「金品の受け渡しを行う形式にのっとった伝統的な儀式」で、
正式な形としては、その後に行われるのが「顔あわせ食事会」です。
本来なら【両家顔あわせ】とは、その二つのことを指します。
ただ最近では、堅苦しい結納をしないで、食事会だけで済ませるカップルが増えています。
顔あわせ食事会では食事の場で両家が一堂に会して挨拶や乾杯をし、婚約を確認し合うことがメインなので、形式ばった結納に比べるとカジュアルです。
顔合わせ食事会では、美味しいお食事を囲んでお互いの家族を紹介することが目的ですが、新郎新婦が記念品の交換をするケースもあり、「結納」の面影が残っている場合もあります。
昔からの伝統は、形を変えて大事にされていくんですね。
当日までの流れの決め方
①日程を決める
顔あわせは、入籍の3か月前を目安に準備したいところ。
人数が多いと予定を合わせるのも大変です。
なるべく早くお互いの両親に伝え、予定を調整してもらうようにしましょう。
家によっては「大安」など日取りを気にする場合もあるので、それも考慮して日取りを決めるといいですね♡
②場所を決める
顔合わせを行う場所は、両家の中間地点でお互いが出てきやすい場所、または二人が生活している地域まで来てもらうのが一般的ですが、どちらかの実家(の近く)というケースもあります。
伝統を重んじるなら、女性側が男性側に出向かうことも選択肢の一つです。
たとえば、「両親が高齢で、遠方からの長時間移動が体力的に辛い」などという事情も考えられるので、両家の事情に応じて臨機応変に対応しましょう。
その際、来る側の交通費や宿泊費の負担が大きいようなら、来てもらう側が食事会の支払いをするなどの心配りが必要です。
いろんな不安を解消!顔合わせにまつわるQ&A
Q.服装は?
カジュアルでいいのかフォーマルにするのか、相手の親の意見も聞いた上で調整しましょう。
この時に一番大切なのは、両家で服装のレベルを合わせること。
結納ではなく顔合わせであれば必ずしもフォーマルにこだわる必要はありませんが、お互いへの礼儀としてきちんとした服装で臨むのがマナーといえるでしょう。
彼はス―ツ、あなたはシンプルでラインのきれいなワンピーススタイルがおすすめです♡
また「手土産」も、持っていくのかいかないのか、両家で意識を同じにしておくことがとても大切です。
Q.顔合わせを行う場所は?
顔合わせを行う場所は料亭・レストラン・ホテルが人気のトップ3!
伝統を重んじる場合は「彼女の家」というケースもあるようです。
Q.相場はいくら?
場所によってかかる費用は様々ですが、予算の相場は、料理・飲み物代・必要であれば部屋代などを合わせて、一人1万円程度です。
Q.支払いは誰がする?金額負担の割合は?
マイナビウエディングによると、支払は新郎新婦で折半が33.1%で最も多く、「自分たちのための集まりだから」「親への感謝も込めて」といった理由が挙げられています。
次いで「両家で折半」が19.9%ですが、両家で出席者数が異なるときは人数割りで計算するケースも見受けられました。
人数割りで計算する理由は「出席する人数によって不公平にならないように」。
今後の両家の関係を考慮して、支払う方法や金額を決めましょう。
まとめ
知っているようで意外と知らない、両家顔あわせ。
「結納」と「顔あわせ食事会」が、頭の中でごちゃ混ぜになっている方も少なくなかったのではないでしょうか?
お恥ずかしながら、私もその一人でした。笑
両家の存在感が強かった昔のイメージと比べると、現在の両家顔あわせは、とてもカジュアル。
形式に捉われず、二人で考えたオリジナルの「顔あわせ食事会」を実行してみるのも楽しそうですね♡
たとえば手作りのしおりなどを用意し、両親に渡すのも良いと思います。しおりがきっかけで、食事会での両家の話も弾みそうですよね!
お互い、改まった場でご両親に会うのは緊張するかもしれませんが、せっかくの機会、思いきり楽しんじゃいましょう♡
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